生まれてから今まで一度も寝たことがありません、といえる人はいないでしょう。
あまりにも眠たくて、電車で立ちながら寝てしまって倒れかけた経験など一度はありませんか?
会議中や寝てはいけない時にさえ、私たちは寝てしまうことがあります。
・人はなぜ睡眠を取るのでしょうか?
・人はなぜ夜になると眠くなるのでしょうか?
・人はなぜ眠らないといけないのか?
これには実は脳が大きく関係していたのです。
実は、脳の重さは体重の2~3%(60kgであれば1.2kg~1.8kg位)しかないのですが、
脳の中には、約1000億個のニューロンと呼ばれる神経細胞、さらにニューロン同士を繋ぐシナプスは約100兆個にも渡ります。
それらが常に神経伝達物質を介して情報伝達を行っています。
体重の2~3%しかない脳には、常に大きな負荷が掛かり大量のエネルギーが必要となります。
この小さな脳は私たちの身体に起こった情報を常に即座に処理をして、信号を出して全身を制御します。
安静時であったとしても、そのエネルギーは体重比で18%必要です。
活動時やいわゆる集中している状態ではさらにエネルギーを使います。
脳の連続稼働時間は約15時間といわれています。
試験前日の一夜漬、締切りの前日にまとめて作業をしようとして思ったように集中できなかったりするのは、こういった睡眠のメカニズムが関係しているのですね。
人は日の出とともに起床し、夜になると眠るというように生まれたときからインプットされているのです。
ちなみに仰向けで寝ているときには体重の8%(60kgであれば4.8kg位)が後頭部に掛かっています。
最近では、情報の多様化やスマートフォンの発達、娯楽などにより、いつでも手軽に自分の求めているものにアクセスすることができるようになっています。
日本人においては、4人に1人が睡眠に対しての悩みを抱えているといわれている状況です。
手軽にできることとしては、下記のことをオススメいたします。
・就寝前のスマートフォンやPC操作を控える。
・コーヒーやアルコール、タバコといった睡眠の質を低下させるものを就寝前は控える。
(カフェインは覚醒作用があり、就寝4時間前から控える)
(アルコールは入眠を促進させるが、睡眠後半では著しく睡眠の質を下げます)
(ニコチンは快感情と覚醒作用があるため、就寝2時間前から避ける)
・朝の起床時には太陽の光を数分でもいいので浴びる。
少しでも良い睡眠を取ることは、こういった少しの工夫の積み重ねで作っていきます。
より良い明日のためにも、ぜひ一度お試しください。
スウェーデンベッド代表
山本泰司
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